アドラー心理学『課題の分離』

「課題の分離」
という言葉をみなさんは
ご存知でしょうか?

アドラー心理学で使われる
重要な考え方の一つがこの
「課題の分離」
という概念、考え方です

まずはその問題は誰の問題か?
その問題の責任を負うのは誰か?

と物事を整理した上で
他人の課題には
踏み込みべきではない
とする考え方だそうです

「馬を水辺に連れて行くことはできるが、
 水を呑ませることはできない」

という言葉があります

どうしても水を飲ませたいが
相手は飲んでくれないという場面

そこであなたはイライラしてしまう

しかし、水を飲むという作業は
本人が飲もうと思わない限り
誰にも強制は出来ません

そこで水を飲むという作業は
誰の課題なのか?と考える

これは相手の課題であって
自分の課題ではない

なのでここでは水を飲む
ということにまで踏み込むなと
いうことになるんですね

水を飲むかどうかは相手の課題
自分の課題ではありません

この問題の責任を負うのは誰なのか?
を考えることによって、
自分の負担は少なくなるでしょう

水を飲まなかった結果は、
相手が負うのですから
あなたがイライラする必要もないし、
責任を感じることもない

ここではあなたにできることは、
水飲み場の方向を示し、
水飲み場まで連れて行くこと

という理解かと思います

「課題の分離」

なかなか奥が深そうですね