何で「狩らない」のに「紅葉狩り」なの?

中学生の長女からの質問
「紅葉狩り」って何?

ん?そのイメージは浮かぶが
上手く説明できないがとりあえず

「秋の紅葉が綺麗な山に入って
 森林浴をしに行くこと
 別に紅葉を狩るわけじゃないけど
 そういう表現をするんだよ」

多分間違った答えではないと思うけど
ちょっと不本意だなぁと思っていると(笑)

「何で、紅葉狩りって言うの?
 別に狩りをするんじゃないのに」

そこがわからないから
はぐらかしたんだけど(笑)

正直言ってお手上げだったので
カンニングすることにした
即答したかったが仕方ない(笑)

で、その回答というのが次の通り

「狩り」って言うのは実際は
山などで獣や鳥などを
追いかけたり捉えたりすることで
「鹿狩り」とか「鷹狩り」
何てよく言われている

「いちご狩り」
「ブドウ狩り」
など何かをとりに山野に入ること
としても使われいる

これらは分かるけど
何で、何にも採ったり
追いかけたりしないのに
「紅葉狩り」
ていうのでしょうか?

実はこの表現の由来は
平安貴族の行動様式から来ていて
狩猟をしない平安貴族は、
自然を愛でることに対して
「狩り」
と言う言葉を使っていたそうです

当時から観賞用の紅葉は、
内裏の中や邸宅内には
植えられていなかったから
紅葉を楽しむためには、
山や渓谷に出かけて行った

山野に出かけ、紅葉などの草花を
手に取り眺めることから
「狩り」
の言葉が使われるようになった

そのうち紅葉を愛でること自体を
「紅葉狩り」
と呼ぶようになったということ

まさか平安貴族まで
遡るとは思いませんでした(笑)

「紅葉狩り」=「平安貴族」

もう皆さん忘れませんね(笑)

今回は不本意でしたが(笑)
長女からの質問には
いつも即答できるように
色々と知識をいれて置かないと、、

別に知らなくても困らない
どうでもいいことですが
知ってたらもしかしたら
なにかの役に立つかも知れない
そんな知識でした🍁