一滴の油これを広き池水のうちに点ずれば、散じて満池に及ぶとや

1733年の10月20日は
あの蘭学者、杉田玄白が生まれた日

杉田玄白といえば歴史の授業で
ターヘルアナトミアを和訳し
「解体新書」
を発行した人として有名ですね

「解体新書」とは
ドイツ人医師ヨハン・アダム・クルムスの
医学書”Anatomische Tabellen”の
オランダ語訳『ターヘル・アナトミア』
を江戸時代の日本で翻訳した書

日本初の西洋語からの本格的な翻訳書
当時としては画期的な医学書で
日本の医学の進歩に
大きな影響を与えまさした

学習雑誌の付録についていた
歴史のマンガのなかに
このくだりがあったことから
「解体新書」に関係するところは
試験はバッチリでした(笑)

教科書では表紙を少し見ただけですが、

「解体新書新装版 全現代語訳
(講談社学術文庫) [ 杉田玄白 ]」

などの書籍は売られていますので、
読もうと思えば読むことができます

Amazonで検索すると
すぐに見つかりました

杉田玄白の言葉に次のものがあります

「一滴の油
 これを広き池水のうちに点ずれば、
 散じて満池に及ぶとや」

広い湖に一滴の油を
落としたところで
何の影響もない
しかしこれを続けていれば
必ず湖を満たす

という意味ですね

「解体新書」もこうした思いで
出来上がったんだってことが
イメージできるようですね

「ほんの少し」
のことであったとしても
積み重ねれば大きなものになる

毎日の少しずつの積み重ねは
必ず大きな成果として
自らに帰って来ます

なんでもいいから
前向きな変化に繋がる
小さな積み重ねを
意識してやってみましょう!