昨日8月21日は、1192年に
源頼朝が征夷大将軍に就任した日
1192年は鎌倉幕府成立の年として
「良い国(1192)作ろう鎌倉幕府」
は年号語呂合わせではもっとも
メジャーなものでしたが、現在では
「良い箱(1185)作ろう鎌倉幕府」
に変わっているんだとか
もともと征夷大将軍というのは
主に東日本地域に対して
朝廷に対する反乱軍を
鎮圧するために朝廷が
軍事や司法などの一切権限を
与えるための役職でした
そこで1192年に源頼朝が
征夷大将軍に任命されたことをもって
鎌倉幕府成立と解釈されていた
しかし当時は
「任命、はい、じゃ幕府発足ね!」
みたいな感じではなくて
統治の体制が徐々に機能し始め、
ある一定の形になったのが
1185年だったということ
鎌倉幕府の統治システムが
「守護地頭」政治で
ざっくり表現すると、
地方県知事とその役周りの任命制度
頼朝の意向や命令、指示等が
各地の守護にいきわたり、
その守護の命や保護を受けた
地頭がその地域を収めるという
中央集権体制が確立したのを
実質的に鎌倉幕府成立と
見るようになったわけで
それが1185年だったんですね
で、征夷大将軍は後付けで
任命されたような感じなんですね
昔の政治的闘争は
「戦さ=殺し合い」でした
今の政治的闘争は
「選挙=有権者の投票」です
頼朝の時代から長い時間を経て
今は中央政府から指名された人が
知事になる時代ではありません
長い時間とたくさんの犠牲の上で
出来た今の選挙で決める仕組み
私達は大事にそしてフェアに
行使しなくてはいけませんね