遺言を作ったときに気をつけるべき点とは

遺言を作ったから相続に関しては
もう安心とは限らないってご存知ですか?

昨日は今回行われている
相続に関する法改正の中でも
特に自筆証書遺言の改正について
ご案内させていただきました

遺言は法律に定められた要件を満たさないと
せっかく書いても何の効力もない
ただの作文になってしまいます

ですからきちんとルールに合った
作成や管理をしなければなりません
しかし、それだけで完璧かといえば
そうではないんです

遺言とは遺言をしようとするあなたが
自らが亡くなった後にその思いを遺し
遺された家族に託していく行為です

未来へのラブレター
明日への手紙

なんて言う表現を見たことありませんか?
だからこそ法律上のルールだけでなく
それと同じくらいに気をつけるべき
そんな点がいくつかあるんです

たとえば、遺言者自身の気持ちの変化
遺言を書いたと言っても
周囲の環境が固定化されて
未来永劫何も変わらない訳ではありません

また、相続財産の内容も時間の経過で
評価額の変化や財産内容の増減
といったこともあるのかもしれません

やはり何よりも大事なことは
遺言者自身の気持ちの整理かもしれません

遺言はあくまで、遺言者の死亡により
その効力が生じる行為であり
作成した時点では効力発生時期が未確定
もしかしたら作成した段階段階から
20年以上経過することも珍しくありません

実際、遺言を作ったことによって
心配事が無くなりより元気になって
長生きするような例も多くあるんです

遺言をつくるはいいことだと思いますが
もし作ったとしても
そのままにしないで折に触れて

現在の状況
現在の財産
現在の思い

と合っているかどうか
見つめ直してみるようきしましょう

まあ、自分の状況、財産、そして思いを
自身で見つめなおすことは
常に大事なことかもしれませんね

さあ、あなたは今の思い見つめていますか?