行動経済学とインセンティブ

行動経済学からのお話
「ウリ・ニーズィとジョンAリストの実験」から

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テストを受ける直前の小学生たちに、
それぞれ次のように伝えた

A:子供たちに20ドルを渡してから「前回よりも点が下がったらその20ドルを取り上げる」
B:「前回よりも点が上がったら、試験後すぐに20ドルをあげる」

そうしたら・・・・・
Aチームの成績はBチームよりもはるかに上がったそうです

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インセンティブ(刺激)は「成功したらあげる」よりも
「失敗したら取り上げる」方が効果的だということが
この実験からわかるとのこと

「新しいものを得るため」

よりも

「今持っているものを失わないため」

の方がアクティブになるというのが人間心理だそうです

人に対してニンジンをぶら下げる時は

「うまくいったらこれをあげる」

よりも

「うまくいかなかったら取り上げる」

のほうが緊張感をもつということ

始めからないものは得なくても変わらないけど
あるものがなくなると確かに損失感は大きいかもしれませんね

皆さんは振り返ってみてどうですか?

まあ、こういってしまえば身もふたもないのですが
個人的には人参ぶら下げるやり方はあまり好きではない

ただし、自分自身を奮い立たせるためには
この法則は応用することはできるかなあとは思います(笑)