「ことば」に思いがあるか?

今から39年前
1978年9月26日
東芝から世界初の
日本語ワードプロセッサ
「JW-10」
が発売されました

手書きで書くという原始的な方法が
タイプライターから、さらに
ワープロへと進化した瞬間

私がはじめてワープロを
購入するのはそれから更に
約10年後の1988年くらい
NECの文豪シリーズで
秋葉原の電気街で買いました

人間にとって「言葉・文字」などの
情報処理に関する進歩は、
人類の発展に大きく寄与します

私の始めてのワープロから
約30年が経過した今では
小学生の長男がタブレット端末を
当たり前のように使いこなしている

例えば、どこにいるかわからない
見ず知らずの人とリアルに
将棋の対局が出来てしまうなんて
冷静に考えると凄いよね(笑)

そんな時代だからこそ
子どもたちに言っていることは
技術やツールを利用しても
利用されるなということ

情報に振り回されたり
ゲームに嵌まってしまったりたと
一歩間違えればなりがち

技術の進歩がもたらした
事件やトラブルのニュースも
耳にしない日がないくらいです

それらの原因は技術の進歩
そのものにあるのではなくて
そのツールの使う側の意識が
やはり原因にあるんですよね

刃物だって正しく使えば
生活には欠かせない道具だけど
間違って使えば凶器になる

要するにどんなに情報伝達のための
使える手段が進歩しても
相手に伝えるツールの土台は
「ひとのことば」
であって、きちんと伝わるかどうかは
「ことば」に思いがあるか?
ということなんだと思います

タブレット端末を使いこなす
小学生に対しては、そのことは
しつこく言い続けようと思います

と同時に、いやそれ以上に
自分自身がその本質を見失なわない
ようにしないといけません