1972年9月2日は
時代劇「必殺シリーズ」
第1作『必殺仕掛人』
が放映開始された日
必殺シリーズと言えば
藤田まことさん演じる
「中村主水」が主人公の
ドラマのイメージですが
もともとは池波正太郎の小説
『仕掛人・藤枝梅安』
『殺しの掟』
などを原作としたもので
鍼灸医である「藤枝梅安」が主人公
緒形拳さん演じる「藤枝梅安」は
絶妙な存在感でした
「必殺シリーズ」は金銭をもらって
弱者の晴らせぬ恨みを晴らすために
裏の仕事を遂行していく者たちの
活躍と生き様を描きました
主人公たちの多くは
表向きはまともな職業につき
依頼を受けると
各々の商売道具を使って
裏稼業を敢行するというもの
水戸黄門に代表される
従来の勧善懲悪の時代劇でなく
「どう理屈をつけようと
所詮殺しは悪であり、
自分達が「正義の味方」に
ならないよう敢えて
金をとっている」
と劇中では語られていて
基本は自分達はいい事を
しているのではない
ということでその行為自体は
正当化してはいません
ただしその行動理念は
「晴らせぬ恨みを晴らす」
「世のため人のため」
ということで一貫していて
その手段としての裏稼業
依頼者に不審な点が
あった場合には調査による
裏付けを取った上で
行動もしています
今でも根強い人気で
時代劇専門チャンネルでは
毎回いくつかの作品は
放送されています
またパチンコやゲームなど
色々なツールにも登場してます
リアルな世界では色々な
事件や出来事があって
そんな世相の反映が
必殺シリーズの息の長い
人気に繋がっている
のかもしれませんね