「長州ファイブ」

映画「長州ファイブ」
無性にもう一度見たくなって
DVDを取り出してみた

幕末
ペリー来航
生麦事件
英国大使館焼き討ち

その後どのような
変遷をたどって
歴史が動いていくのか
その結末を知っているから
あれこれ評論しながら
なかば安心して物語を
見てしまうんですが

しかし、先の見えない勝負に
人生をかけるって
想像を超えること
海外留学自体が
死罪となる時代
そんな状況であって
あえて海外に学ぼうとするって
あらためてそのエネルギーには
言葉では言い表せないものを
感じますね

『龍田川 無理に渡れば紅葉が散るし
渡らにゃ聞こえぬ鹿の声』

高杉晋作が語ったといわれる都々逸
(一説には久坂玄瑞
ともいわれていますが)
洒落た言い回しの中にも
実は究極の選択を迫られた
深い苦悩が込められている

死ぬ気でやるって言っても
本当に死ぬようなことはない時代

同じレベルの覚悟を持てって
言われてもそれは無理

ただ、それに近づこうという
思いは持っていたいですね
当時の人達に
思いをはせながら
今を生きる者としての
精一杯の決意として