「星野君の二塁打」をどう見るべきか?

 

おはようございます
またまた早って感じの金曜日の朝です

昨日は朝一で品川の東京入管へ
さすがに今のご時世で都内は
不安でしたがほとんど密にもならず
直行直帰なので特に問題なしでした
午後からはずっと事務所にて作業

緊急事態宣言と新規陽性者増加で
飲食店などの時短要請がだされていますが
最近ではその要請に応じないで
営業を継続するという事業者の数が
数千件にのぼるという記事もあります

都内数千店、時短応じず 加藤官房長官
こちら

まぁ法的な裏付けが希薄ということもあり
賛否は様々ですけどもそもそも
何故飲食店だけが狙い撃ちなのか
様々な議論意見はありますが個人的には
やはり釈然としない部分もあります

なんだか一連の流れをみていて
つい思い出したてしまったのが
むかし、道徳の教科書に出ていた
「星野君の二塁打」
という物語なんですけども
今も教科書にも出ているのかなぁ

物語の要旨は次のようなものでした

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選手権大会出場をかけた決勝戦
同点で迎えた最終回に打席に立つ星野君
先頭打者がヒットで出塁し監督からのサインは
「先頭打者をバントで二塁に送れ」

バッターボックスに入った星野君でしたが
その日は調子がよく絶対に打てる自信があった
考えた末星野君はバントではなくヒッティング
そして見事二塁打を打ちこの一撃が
勝利を決定的にして星野君のチームは
選手権大会への出場を決めた

しかし試合後の監督が選手たちに言ったこと
「監督のサインに従うことはルールだ
バントのサインを無視した星野君は
チームの統制を乱したことになる
 いくら結果が良かったからといって
 チームの統制を乱すことは許されない
 今度の大会で星野君の出場を禁止する」

星野君はじっと涙をこらえていた

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細かい描写は端折ってしまいましたが
要旨は概ねこういう内容だったと思います

*監督のサインは絶対である、だから従うべき

*目的は勝利であるのだから臨機応変に対処する

さあ、どう考えるべきなんでしょうか?
ちなみにネット検索で出てきた
この題材に関する指導要領によると

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「約束や規則の尊重」
監督の話を聞いている時の星野君の気持ちを
考えることを通してきまりや規則を守ることで
安心して生活できてみんなで楽しく
暮らしていけることに気づき
自分たちで決めたきまりは
進んで守ろうとする態度を育てる

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なんだそうです

まぁ解釈は色々でしょうけど
指導したい内容はいいとしても
その題材としてはちょっと違うかなぁ、、

ならばルールを守らないことで
表向きは上手く行ったようでも
実は周りに迷惑をかけてしまっていて
それを知って反省したという流れの
話しにした方がいいのではと思います

あの場面でその日の自分のコンディションを
きちんと判断して結果を残したことは
星野君は評価に値するかなぁと思います

監督の指示は絶対である的な指導は
結果として以前あったあのケースを連想して
今の話題としては適切じゃない気がしますね

政府の要請に従って休業してたら潰れる
雇用も維持が出来ないから営業する

いやこのご時世だからこそ
状況の変化に耐えられるものだけが
生き残っていくのは仕方ない
色々な考え方が出て来そうですが、、、

物語のストーリーに戻ると
このチームがまず基本から叩き込むチームか
ある程度の実力があるチームかで違うかも

少なくとも上の大会への出場を目指すような
チームで個々の選手の実力があるチームならば

むしろ監督は選手の適正をしっかりと理解した
チームづくりを行うべきであったり
もっと状況判断は選手に委ねるべきではないか

と考えてしまう私はきっと道徳では
いい成績はつかないんだろうなぁ

今行われている飲食店の時短要請も
ほんとにあれで実効性はあるのか?
オリンピック開催しながらその一方でって
説得力ないのが今の現状だよなぁ

私はとにかくやれることをやるのみですが

という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!