BCP:事業継続計画には何を書かなければならないか:後編

おはようございます
週の真ん中水曜日の朝です
昨日は午前中には事務所にて作業
それから一件来訪者対応してから
午後になり某官庁に訪問ののち
クライアント先にて打ち合わせを
続けて2件行いました

打ち合わせ中のお話でしたが
やはり新型コロナウィルスの影響は
資材の調達が出来ないため工事中断という
形で建設現場にも出て来ているようですね
一日も早い収束を願うばかりです

さて事業継続マネジメントについて
ISO22301規格について規格8.4.4
事業継続計画書に記載すべき内容の続きです

規格には事業継続計画書
記載すべき事項として大きく7つの項目が
要求されていますが前回は

・緊急時の役割と責任の分担について
・対応策を発動までのプロセスについて
・安全配慮や家族を含めた安否確認の方法等
・スタッフや利害関係者先との緊急連絡先方法

まで触れましたか5つ目以降は次の通りです

目標復旧時間内の重要業務の継続復旧手順について
事業影響度分析で設定した目標復旧時間での
復旧を確実に行うための手順を明記する

メディア対応についても記載が要求されていて
その内容としては下記の4項目
①自社の事業中断に関する情報について
消費者や利害関係者に対してどのように伝えれば
効率よく効果があがるのかを考え明記する
例えば、誰に宛てて伝えるのか、記者会見か?
新聞発表か?内容は?どのような手順で行うのか?
②メディアに対する優先連絡窓口
どの部署のどの担当者がメディア対応を行うのか?
③メディアに対する声明文作成のための指針や雛形
速やかな発表を行うために事前に指針や雛形の準備
④適切な広報担当者
予め相応しい担当者を決めて明記しておく

緊急時対応終了後の解除のプロセスとして
通常対応に戻る際の手順を明記する

———

という項目を計画書とい形で文書化する必要が
あるということなんですがこれらにはそれぞれ

・目的及び適用範囲
・達成目標
・発動基準及び手順
・実施手順
・役割、責任及び権限
・コミュニケーションに関する要求事項及び手順
・組織内外の相互依存及び相互作用関係
・資源に関する要求事項
・情報の流れ及び文書化のプロセス

が含まれていることがもとめられています
場合によっては何度も同じ言葉を重ねて
細かく記載されていることになりますが
さらに大事なことは計画の内容が
実施出来て実際の事業継続に繋がっていきます
そのために必要なのは演習による実践と改善
ということで次回は演習に触れますね

昨日は雨模様で冷たい空気の一日でしたが
今日はどんな一日になるんでしょうか

さあ、あなたはどんな一日を過ごしますか?