雨にも負けず、風にも負けず、、、、

おはようございます
8月最後の土曜日の朝です

昨日は一日中事務所でずっと作業
お昼には来客一件対応と電話対応数件

さて、今から126年前の1896年8月27日は
詩人で童話作家の宮沢賢治氏の生まれた日
恥ずかしながら私は宮沢賢治作品は
一度も読んだことはないく、有名な作品の
題名くらいをちょっと知っている程度

銀河鉄道の夜
風の又三郎

など学校の図書館に並んでいたのは
よく覚えてますがその頃の私はその前を
素通りして江戸川乱歩シリーズに
向かってしまっていました(苦笑)

ただ、雨にも負けず、風にも負けず、、
どこかで誰かが朗読しているのを聞いて
ああ、自分もそんな風にありたいなぁ
なんて思ったことがとても印象に残ってます

「雨にも負けず」

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体をもち
慾はなく決して怒らず
いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と味噌と
少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして 忘れず

野原の松の林の影の
小さな萱葺きの小屋に居て
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を背負い

南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくても良いと言い
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い

みんなに 木偶坊(でくのぼう)と呼ばれ
褒(ほ)められもせず 苦にもされず
そういうものに 私はなりたい

「雨にも負けず」より

——

調べてみるとこの作品は宮沢賢治氏の
死後に発表された遺作なんだそうです

遺作といっても死期を悟った氏が
懐に持っていたメモ帳に書いていた
モノでそもそも作品として発表する
意図はなかったものとも言われています

謙虚で自己犠牲の精神を持った人に憧れた
宮沢賢治氏が自らの理想像について
綴ったものだともいわれているようです

そう思って改めて
雨にも負けず」を読むと
自分の今の立ち位置によっても
きっとその都度その都度違った思い
感じる作品なんだという気がします

結局、自分はどんな自分でありたいと
思っているのだろうか?
まぁ、周りに迷惑かけない程度に
ささやかに楽しくいられればいいかなぁ

という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!

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