おはようございます
3月最初の土曜日の朝です
昨日は朝一から
クライアント先にて打合せ
それから東京都内にて研会のハシゴ
両方ともかなり濃い内容でした
痔用クッションは当然持参です(笑)
夜になって事務所に戻り資料整理など
ここまでしばらく痔について色々触れました
仕事柄外国人の方と接する機会も多いですが
痔は国籍に関係なくどこの国の方でも
分かり合える身近な症状のようです(^^)
あるスリランカの方からは
スリランカ人は辛いもの食べるから
お尻が痛くなる人はたくさんいる
と言っていました、痔は国境を越える(笑)
人間と痔の関わり合いは歴史的にも古く
人類史の初期にまで遡るとされるようです
現存する文献を検索すると太古からの人類ちう
痔との関わりを知ることが出来るようで
キリスト教誕生よりはるか以前の紀元前では
ヒポクラテスの残した医学書の中に既に
痔の診断と治療に関する記述があるそうです
その他古代インドや中国の古い医学書にも
紀元前にしてすでに痔疾患に関する
記載がなされているんだとか
日本でも古代より肛門疾患の治療が既に
行われていたそうで日本の痔の治療は
552年の仏教伝来と併せて中国から
伝わったと考えられているようです
しかし中世に至るまでの長きにわたり
病気は神のたたりともずっと考えられていて
治療は神にひたすら祈るという呪術により
その多くは非科学的に行われていたようです
鎌倉や安土桃山時代には痔の治療法として
中国から伝わった療法があったようですが
実際にはまだ呪術が主流でした
ただ江戸時代には長崎にオランダ医学(蘭学)が
導入されるようになると南蛮医学の渡来とともに
日本における肛門疾患治療も変化しついき
合理的な治療法が発達し始めて行ったようで
近世と呼ばれるこの時代になると
杉田玄白、本間棗軒など医師も現れはじめ
本間棗軒の著した ” 瘍科秘録 ” の中に
肛門疾患の診断治療に関する詳細で具体的な
記述が見られるようになっているようです
明治に入ると徐々に痔核を切除する術式が
取られるようになっていったそうですが
術後の激しい痛みが課題とされていました
今では痔の療法も進化して行き
痛みを伴わないとされる療法や
日帰り手術なども取られることもあります
とにかく肛門からの流血や痛みが
気になるかたは早めに対応することを
おすすめ致します
という訳で
今日も一日頑張って行きましょう!
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