夏の全国高校野球大会が熱戦を繰り広げています
今年は100回記念大会ということで
出場校数もいつもよりも多いようですね
野球の話題でふと思い出したことですが
むかし、道徳の教科書に出ていた
「星野君の二塁打」
という物語を覚えていますか?
今も教科書にも出ているのかなぁ
物語の要旨は次のようなものでした
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選手権大会出場をかけた決勝戦
同点で迎えた最終回に打席に立つ星野君
先頭打者がヒットで出塁し監督からのサインは
「先頭打者をバントで二塁に送れ」
バッターボックスに入った星野君でしたが
その日は調子がよく絶対に打てる自信があった
考えた末星野君はバントではなくヒッティング
そして見事二塁打を打ちこの一撃が
勝利を決定的にして星野君のチームは
選手権大会への出場を決めた
しかし試合後の監督は選手たちに言ったこと
「監督のサインに従うことはルールだ
バントのサインを無視した星野君は
チームの統制を乱したことになる
いくら結果が良かったからといって
チームの統制を乱すことは許されない
今度の大会で星野君の出場を禁止する」
星野君はじっと涙をこらえていた
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細かい描写は端折ってしまいましたが
要旨は概ねこういう内容だったと思います
監督のサインは絶対である、だから従うべき
目的は勝利であるのだから臨機応変に対処する
さあ、どう考えるべきなんでしょうか?
ちなみにネット検索で出てきた
この題材に関する指導要領によると
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「約束や規則の尊重」
監督の話を聞いている時の星野君の気持ちを
考えることを通してきまりや規則を守ることで
安心して生活できてみんなで楽しく
暮らしていけることに気づき
自分たちで決めたきまりは
進んで守ろうとする態度を育てる
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だそうです
まぁ解釈は色々でしょうけど
指導したい内容はいいとしても
その題材としてはちょっと違うかなぁ、、
ならばルールを守らないことで
表向きは上手く行ったようでも
実は周りに迷惑をかけてしまっていて
それを知って反省したという流れの
話しにした方がいいのではと思います
あの場面でその日の自分のコンディションを
きちんと判断して結果を残したことは
星野君は評価に値するかなぁと思います
監督の指示は絶対である的な指導は
結果として最近あったあのケースを連想して
今の話題としては適切じゃない気がしますね
このチームがまず基本から叩き込むチームか
ある程度の実力があるチームかで違うけど
少なくとも上の大会への出場を目指す
レベルのチームであれば実力はあるチーム
であるならばむしろ監督は選手の適正を
しっかりと理解したチームづくりを行うべき
もっと状況判断は選手に委ねるべきでは
と考えてしまう私はきっと道徳では
いい成績はつかないんだろうなぁ
さあ、あなたは星野君をどう評価しますか?