「人寄せパンダ」っていつだれが言い始めたのか?

上野動物園のパンダ
「シャンシャン」が一般公開されました
来年の1月31日までは事前抽選制なので
抽選に当たった人しか観覧できません

さすがにまだ身近に直接観覧した人や
当たったという人はいませんね(笑)

インターネットでライブ映像配信も
されているようなのでしばらくは
そちらで見るしかないかも知れないですね
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail…

パンダといえばよく
「人寄せパンダ」
という言葉が使われます

最近ではテレビ東京で放映された
先日の衆議院選挙特番
「池上彰の総選挙ライブ」での
池上氏と小泉進次郎氏との
やり取りが話題になりました

池上氏
「なぜ人寄せパンダにされると思う?」

小泉氏
「しっかりと、シャンシャンに負けずに役割を果たします」

と切り返したうえで、さらに

「これで(話を)シャンシャンと終わらせないでくださいね」

との神返答が話題になりました

ところで、この
「人寄せパンダ」
という言葉は何時頃から
使われるようになったかというと
はその語源は田中角栄氏の言葉
最初であるというのが通説のようです

1981年(昭和56年)の都議選中に
「私は人寄せパンダ、頼まれればどこにでも行く」
と語りその年の流行語になりました

またその前年にも一部議員の前で
「俺は劇物だぞ。毒になるか薬になるか知らんぞ。
   それでもいいならパンダになってやる」
とも語っていたそうです

パンダは田中元首相が実現した
日中国交正常化を記念して
中国から上野動物園に贈られたもの

このように「人寄せパンダ」は
本来は絶大な人気を背景にして
大勢の人を集めるといった
ポジティブな意味の言葉でしたが
いまはどちらかといえば
単に人集めに使われているいった
どちらかといえば皮肉めいた感じの
表現として使われています

せっかくの明るいニュース
もっとパンダはポジティブな
表現でつかってあげたい気がします