広く会議を興し万機公論に決すべし

おはようございます
4月最初の土曜日の朝です

昨日は朝一から申請書類の作成と来客対応
それから所用対応ののちに午後からは
官公庁を3件ほど廻って届出書類提出
夕方近くに事務所に戻り資料整理と書類作成

さて今から156年前の1868年4月6日は
いわゆる「五箇条の御誓文」が発布された日

大政奉還後の国是を模索していた明治新政府
1868年1月福井藩出身の参与由利公正
議事之体大意」五箇条を起案したものを
土佐藩出身の制度取調参与福岡孝弟が修正し
同年3月に長州藩出身の参与木戸孝允が加筆し
同じく参与の東久世通禧を通じて
議定兼副総裁の岩倉具視に提出

そのような流れて発布されたものが

——

一、広く会議を興(おこ)し
  万機(ばんき)公論(こうろん)に決すべし

一、上下(しょうか)心(こころ)を一にし
  盛(さかん)に経綸(けいりん)を行ふべし

一、官武一途(かんぶいっと)庶民に至る迄各(おのおの)
  其(その)志(こころざし)を遂(と)げ
  人心(じんしん)をして倦(うま)ざらしめん事を要す

一、旧来の陋習(ろうしゅう)を破り
  天地(てんち)の公道(こうどう)に基(もとづ)くべし

一、智識を世界に求め大(おおい)に
  皇基(こうき)を振起(しんき)すべし

——

という内容のものでしたが

江戸幕府が終わり徳川家による軍事政権から
明治新政府となり新しい体制のもと日本が
西洋諸国やアメリカ議会などの在り方に倣って
新しい国づくりを行うことを示した内容

超意訳をすれば

独断は良くないよね
物事は公の場で話合って決めていきましょ

みんなで一致団結していきましょ

志は高く持っていこう

過去ばっか見てないで未来の可能性を
自分たちで切り拓いていこうよ

天皇陛下が国の基盤を創り上げていく際の
手助けができるよう僕たちはいろんなことを
もっと積極的に学んでいこう

とまぁこんな内容のことが書かれていました
五箇条からなる条文だったことから

五箇条の御誓文

とも呼ばれておりますが正式名称は「御誓文
その真偽は不明となってはおりますが一説には
坂本龍馬が策定した船中八策が元になっている
とも言われているようです

最近の国政のニュースと言えば
裏金をどうしたという話から
根本的なルールづくりもないままに
コップの中の権利争いが続いてます

少子化が進む中にあって国民負担率
50%に届く勢いとなっていて
江戸時代の5公5民と同じ状況
国民と油は絞れるだけ絞れ」と
思われているとしか思えない現状

少子化対策と言いながらただ若者世代の
負担を増やすだけの政策に走るのではなく

もっと万機公論に決してもらいたいなぁ
と思わずにはいられない

という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!

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