東京の桜がアメリカに渡った日

おはようございます
お盆休みも最終日となった日曜日の朝です

昨日は朝一から
クライアント先へ向かい打合せ
それから急ぎ事務所へ戻り
あとはずっと申請書類作成など

さて
今から115年前の1909年8月18日は
当時、東京市に咲いていた桜の苗木
2,000本がアメリカ・ワシントンD.C.
寄贈された日だそうです

当時のアメリカでは来日経験のある
学者や作家たちの間で日本の桜を
讃える声が相次いでいそうです
アメリカの人たちにもあの美しい桜を見せたい。

そうした声に当時のアメリカ大統領であった
第27代 ウィリアム・タフト大統領の婦人も賛同
その声が日本にも届くようになると
当時の東京市長・尾崎行雄氏が動きだし

日米親善記念
日露戦争の際の調停役への感謝

などの意を込めて
東京荒川堤に咲いていた桜
ソメイヨシノの苗木2,000本を
ワシントンD.C.へ寄贈しました

そうして日本から贈られた桜は
後にポトマック川の入り江に植えられ
アメリカの桜の名所になっていきました

特に毎年開催される「全米桜祭り」は
多くの人が訪れるイベントとなっていて
大勢の人たちでにぎわっているそうです

その後1980年代になって
東京荒川堤の桜が枯れてしまった際には
今度はワシントンD.C.が日本に対して
ポトマック川の桜の苗木を贈呈してくれる
といったことがあり桜を通しての
平和の交流が続いているそうです

ただこの桜の寄贈に関して当初は
運搬途中に害虫が発生して苗木を
廃棄せざるを得なくなるなど
実は簡単なものではなかったようです

当時の農商務省では長時間長距離の運搬でも
害虫に耐え得る桜の苗木の研究を行い
静岡県の興津園芸試験場で接ぎ木という方法で
丈夫な苗木を育てる計画を打ち出したんだとか

荒川堤の桜並木から穂木を取りそこから
当時の園芸技術を駆使して害虫に強い
桜の台木を完成させ無事に害虫のない桜を
ワシントンD.C.に届けるに至ったそうです

単に桜を贈ったという話かと思っていたら
そこには簡単ではなかった現実と
それに携わった色々な人達の思いがあった
という実に様々な現実があったんですね

是非、このような平和をもたらすような
そんなやりとりが特に戦争をやっている
各国間で広げていってほしいなぁと思います

ということで
今日も一日頑張っていきましょう!

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