「杓子定規」という言葉を杓子定規に考える

おはようございます
今週もあっという間の金曜日の朝です

昨日は朝一からクライアント先にて打合せ
続いて所用にて某所へ訪問してから
事務所にて資料整理など
午後からはクライアント先にて打合せののち
事務所にて申請書類作成など
夕方過ぎくらいから某所にて団体の集まり
終了後は事務所にもどり資料整理など

時々無性に背中が痒くなったときに
手が届かなくてまさに痒いところに手が届かず
困っていると役に立つのが定規ですが(笑)

定規と言えば融通の効かないことなどを
「杓子定規」にモノを考える
なんていい方をしますが、ところで
この杓子定規とはどんな定規なのか?

ここでいうところの「杓子」とは
ご飯をすくう際に使う「しゃもじ」
のことを指すんだそうです

「しゃもじ」って普通は曲がっていて
まっすぐなものではないものだから
長さを測ってみたり、まっすぐな
綺麗な線を引くための定規としては
使うことができませんよね

だからこの杓子を定規として用いることは
間違った使い方であるということで
そんな間違った使い方を改めない態度から

間違った定規を頑なに使うことから転じて
杓子定規」という言葉から

———

全てのことがらを
1つの標準や基準で処理しようとする
融通の利かないやり方や態度

———

という意味になったそうです
杓子定規という定規がある訳ではなかった(笑)

似たような意味の言葉も色々あります

———

石部金吉

物難くて融通の利かない人のたとえ

薑桂之性(きょうけいのせい)

年をとって、さらに頑固に
なることのたとえ

刻舟求剣(こくしゅうきゅうけい)

昔からの考えを引きずり
融通が利かないことのたとえ

守株待兎(しゅしゅたいと)

古いしきたりを守ることに囚われて
融通が利かないこと

———

以上のようにどちらかというと
ネガティブな意味に使われていて
普通は褒め言葉としては使われません

ただ、時と場合によっては
何かを頑なに守り続けるってのも
必ずしも悪いことではありません

基本とか基礎に忠実でいること
ものの本質みたいなものって
実は時代が変わってもかわらないもの

守りつくして、破るとも、離るるとても、本(もと)を忘れるな。

これは千利休の言葉

基本の大事さや
物事のやり方の正しい方法
と言うものを説いた名言

ようは何が本質で大事なものかを見抜く
その時々にマッチした行動をとる

ということなんでしょうね
自分にあった杓子定規が使えれば
いいのではないかと思います

まぁ自分はむしろ融通が効きすぎるのが
欠点なくらいかもしれないけど(笑)

という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!

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