公益法人制度と公益財団法人日本相撲協会について

世間では日本の国技といわれている相撲界に話題が集まっています

相撲協会とは正式には
「公益財団法人日本相撲協会」のいう名称

公益財団法人は2008年12月から
施行された新公益法人制度改革によって
あらたに制度改正された法人制度で
それまでの財団法人日本相撲協会が
一般法人か公益法人のどちらかを
選択する必要が生じて公益法人を選択
そうした経緯で現在の名称になりました

制度改正前の相撲協会は
年寄名跡(俗にいう親方株)を有する親方衆
力士代表、行司代表の115人程度が
評議員として投票権を持つ選挙で理事を選出
その理事の互選で理事長が選ばれてました

相撲協会の理事長といえば私が
相撲を見始めたころはずっと元横綱栃錦の
春日野理事長の時代が続いていました
その後は元横綱初代若乃花二子山理事長
元横綱佐田の山出羽の海理事長(後境川へ改名)
元大関豊山時津風理事長と続きました

まあ、大横綱といわれた方や
往年の名力士が理事長を務めていますが
しかし大鵬千代の富士は親方になってから
協会内の役職では目立っていなかったので
やはり組織内も色々あるのかなと思います

制度改正後公益性の確保ということから
評議員会は7名で構成されそのうちの
4名は外部(元力士でない人)からの選出

評議員会理事の選解任の権限を有し
理事の選出方法としては
外部理事(現在3名)と元力士から
選ばれる内部理事(10人から15人)で
構成されていますが内部理事については
親方による無記名投票で理事候補者が選出され
その候補者を評議員会が理事に選任する形

で、貴乃花親方の話ですけど
筋を通しているのに空回りしている
そんな感じがあるとことろが
とても人ごとのように思えない(笑)

記事はかなり目を通していますが
今回の事件の本質からは随分と
ずれてしまってますよね

特に相撲協会のガバナンスも含めて
その辺の話題はちょっと長くなって
しまったのでまたの機会に触れたいと思います