入管法の講義で強調する3つのこと

昨日は外国人技能実習生の方の
法的保護講習の講師をしていました

今回は中国から来た技能実習生の方達で
みな農業について3年間学んでいきます
この講師では入管法と労働法に
ついてお話しをさせていただきました

私が入管法の中で絶対に覚えてください
と強調していることは次の3点
1つめは技能実習生がやること
決められた会社で
決められた仕事をしながら
仕事についての勉強をして
国に帰ってから役に立つこと

2つめは資格外活動はダメ
決められた会社の
決められた仕事以外で
仕事をしたらルール違反

3つめは旅券と在留カードについて
旅券と在留カードは無くさない
もし無くしたら隠さないで
すぐに言って再発行すること

大体の入管法の制度趣旨や
守るべきことなどを説明しながら
この3つだけは忘れないように
何回も繰り返して復唱します

当然通訳の方を通しての講義ですが
何回も御一緒している通訳の方は
大体流れを覚えているので
説明もスムーズになっています(笑)

本来、入管法なんてとても
難しい内容なので技能実習生の方に
何時間かで理解してもらうなんて
かなり無理がある気もします

しかしながらこれを如何に解りやすく
それもこれから3年間の技能実習で
役に立つ内容を簡単に説明するかは
私にとって逆によい勉強の機会です

特に最近では技能実習生が逃亡して
難民申請するケースも増えているので
制度について正しい知識を
きちんとわかりやすい理解してもらう
ということの重要性は増しています

とにかく技能実習生の皆さんには
充実した3年間を過ごして貰って
色々な面でプラス要素を
持ち帰って貰いたいですね

そのためにも更に講義のスキルアップを
していきたいと思っています

さあ、あなたは年度末の今日
どんな総仕上げをしますか?