遺産分割調停とはどんなもの?

おはようございます
色々ありそうな木曜日
そう言えば木曜日というと昔は
ザ・ベストテン」という番組がありました
レコード売上、有線放送、ラジオリクエスト
そして番組へのリクエストハガキを集計して
その週のヒット曲をランキングにして発表
毎週木曜日の9時は楽しみでした

結局12週連続1位の「ルビーの指環」は
記録が破られないまま終わりました(笑)

今日は一日、千葉方面→県南地域で
作業の予定ですが週末の台風が
大変気になりますね

さてどうしても遺産分割協議がまとまらないと
手段としては家庭裁判所に対して
遺産分割調停を行うしかないとい流れに

遺産分割調停とは簡単にいうと
家族などの身内と遺産の分割方法について
話し合いが合意に至らないときに
家庭裁判所の調停委員を介して
話し合いを行う制度で調停の中では
各相続人は自分の遺産の取り分を主張
調停委員は話しを聞きながら
調停案を提示したり妥協を促したします

調停委員とは裁判所から選ばれた
地元の有識者などから選ばれた人達です

ただし調停はあくまで当事者の話し合いで
最終的に話し合いがまとまらない場合は
家庭裁判所の審判官(裁判官)による
審判へと移行することになります

調停の進め方はそれぞれの相続人の主張を
裁判官・調停委員が個別に聞いていき
相手方に伝えていくという形なので
直接当事者同士が顔を会わせないこともあり
直接の遺産分割協議でまとまらなかったものが
スムーズに解決できることもあります

遺産分割調停は家庭裁判所が行うので
費用は1200円の収入印紙代
あとは相続人の戸籍謄本と切手代などで
トータルで1万円は超えないかと思います

どうしてもというときは最後の手段で
使ってみてもいいかと思います

話し合いではありますが調停がまとまると
調停調書とい文書が作成されて
強制執行もできるような効力を持つ
かなりきょうりな文書となるのが特徴

まとまらない場合には取下げなければ
審判に移行し審判官(裁判官)
による審判(判決)となります

こちらは強制力のあるものなので
内容に異論がある場合には控訴して
高等裁判所で争うことになります

こうなると時間も労力も半端ないので
実務的には調停か審判で手を打つのがほとんど

遺産分割協議自体には期限はないので
何年かかろうがペナルティはありませんが
もし相続税の課税対象になりそうな場合
相続税の申告期限があるので注意が必要
早く結論を出さないと不利益が生じる場合も

どちらかにしろ揉め事は早く解決するに
越したことはありません

以上、何かの参考になれば幸いです

さあ、あなたは揉め事に巻き込まれてませんか?