遺言っていつ始まった制度なんですか?

相続遺言の専門家だから
教えてほしいんですけど
遺言っていつから始まったんでしょうねぇ

昨日ですけどもクライアントの方との
打合せでこんな話になったんです

えっ・・・・・・・・

ここで詰まってしまうとどこかから

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ぼーっと生きてんじゃねぇよーーっ

———-

って声が聞こえてしまいそうですが

実は・・・・

記録として残っているもので
明かになっているのは
奈良時代の「養老律令」の
中の記載がそうらしい

ちなみに「養老律令」とは

701年藤原不比等らによって
日本で最初の法律である
大宝律令が施行されてから

その後に現実に合わせて
改修作業が行われ

757年に大宝律令を改正して
施行されたのが

「養老律令」

その養老律令の中の一文

———

亡人在日処分證拠灼然者

———

という文言があったそうなんですが
現代語訳してみると

「誰に遺産を残すか
証拠を残しておけばその限りではない」

という意味なんだそうです

この当時のいわゆる法定相続も
一定のルールのもと
親族に分配されたり
お寺に納められていたそうですが

きちんとその証拠を残しておけば
希望通りに相続ができるというもの

まさに今とそのマインドは
全く同じということですね

遺言書の起源は奈良時代の養老律令

奈良時代から遺言の精神はずっと
私たちの心の中に根付いていたんですね

その後明治時代になって
作られた旧民法では
家督相続が原則となったことから
遺言が書かれることはほとんど
なくなったそうですけど、、

現行民法に改正されてから
今の方式になったそうな、、

もしよかったらどっかで
話のネタにでもしてください(笑)

さあ、あなたは何の歴史に興味ありますか?