BCP:事業継続マネジメントでの演習とはどんなものがあるのか?

おはようございます
いやー、あっという間の金曜日です
昨日は早出で遠方の某県へ
産業廃棄物収集運搬業許可申請へ
申請作業自体は正味40分くらいですが
移動時間は往復7時間で走行距離は400キロ以上
年々長時間の移動がハードになってくる(笑)
事務所に戻ってから電話連絡週数本の後に
近隣の市内に風俗営業許可の打合せ
その後は事務所に戻って色々と作業

さて事業継続マネジメントシステムについて
事業継続の実効性を高めていくには
絶対に欠かせないのが演習・試験による
検証とその結果をふまえた継続的改善です

それほど大事な演習ですけども
ところででは演習って何をどうするんですか?
と、思われるのも当然だと思います

ここでは事業継続において一般的の行われる
演習の手法についてご案内致しますね

机上訓練
ウォークスルー
シミュレーション
ロールプレイング
実働演習

概ね演習というと以上の5つを
指すこととが多いですね

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机上訓練

机上訓練とは、緊急時の対応ルールが
定まった段階で災害状況を想定して机上で
対応(あるいは対応を模擬)する形式の訓練

ある想定外の事態の発生をイメージして
シナリオを策定した事業継続手順に
合わせて作成しシミュレーションをする

1グループ10人ほどの数グループを構成
訓練の課題説明後グループ討議を行う
討議の結果をグループごとに発表
ファシリテーターが講評と検討例を解説
机上訓練は改善点を発見するだけでなく
初歩的な訓練のためBCPを認識させたり
スタッフへあらためて企業の危機管理へ
意識を植え付けたりといった効果も
期待できるのが特徴

大掛かりな準備の必要なく場所と人員
テーマに沿ったシナリオがあれば実践できる
同じテーマを繰り返して改善を行ったり
違うテーマでシミュレーションを行って
新しい発見につなげたりすることも可能

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ウォークスルー

計画・手順確認訓練とも言われますが
災害や事故などの事業を停止する要因の発生時に
どのような手順を取っていくかを
事業継続計画書のマニュアルに沿って
机上で訓練していくやり方です

策定済みの事業継続計画書を机上で読み合わせ
災害発生の時系列に沿って実際に起きた
災害に対する施設・ライフライン・周囲の状況など
イメージしながら行動手順の確認を行います
各自で行動手順が実行可能かどうかを確認
そのうえで事業継続計画書の手順の改善点を発見
今後の改善に生かしていきます
実際に計画が実行可能かを確認し
不可能なもの改善点として今後に生かします

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以上の二つは比較的簡単に出来る演習ですが
事業継続計画書の手順が実際に使えるものかどうか
また計画書の内容を会社内で意思統一させるのに
導入として行う演習としては意味があります

次回はより実践的な演習となっていく
シミュレーションから先を見ていきますね

さあ、あなたは計画の演習見直ししてますか?