国政政党をゼロからつくることは出来るのか?

おはようございます
今週も平日の最終日の金曜日の朝です

昨日は早朝に事務所を出て一日遠方へ出張
こういう時に地元に空港がある便利さを実感
一年に何回かしか使ってないけど
都内を経由しないで1時間程度で関西まで
行けるのはめちゃめちゃ便利です

さて巷では一昨日参議院銀選挙が公示されました
ちなみに選挙の始まりについて公示告示
といった呼び方がなされることがありますが
ともに選挙の期日を知らせる行為のこと
衆議院議員総選挙および参議院議員通常選挙は
天皇が国事行為として行うので「公示
その一方で補欠選挙や地方選挙の場合には
選挙管理委員会が行う「告示」といわれます

国政選挙の選挙前になるといつも行われるのが
各テレビ局が各政党の党首を呼んでの党首討論
また選挙初日になるとニュースのトップは
各党首の第一声の模様が同じように報道されます

ただ新聞やネットで立候補届出のリストをみると
党首討論にもニュースでもほとんど報道されない
政党(いわゆる諸派)も今回は6政党いるようで
私がざっと見ただけでも比例代表には
15の政党が実は立候補の届け出がされています

実際、政党と一言に行っても実は色々な分類があり
公職選挙法等で定める要件を満たした政治団体を
一般に国政政党といいこの今回は9政党が
党首討論に参加して意見を闘わせていました

いわゆる国政政党にななるための要件は
公職選挙法政党助成法に定めがありますが
まず公職選挙法に定められている政党要件は

(1)所属国会議員5人以上、または
(2)直近の衆院選もしくは参院選での得票率が
 有効投票総数の2%以上(選挙区または比例代表)
とされていてこの要件を満たす政党が衆院選で
小選挙区と比例代表の重複立候補が出来ることや
政党公認であれば政見放送が可能となります

一方政党助成法では、政党の要件を
(1)所属国会議員が5人以上
(2)所属国会議員が1人以上かつ次のいずれかの選挙における
 全国を通じた得票率が2%以上のもの
○ 前回の衆議院議員総選挙(小選挙区選挙又は比例代表選挙)
○ 前回の参議院議員通常選挙(比例代表選挙又は選挙区選挙)
○ 前々回の参議院議員通常選挙(比例代表選挙又は選挙区選挙)

が政党の要件とされていて助成の対象の基準とされています

逆に言えばこの要件をクリアすることが出来れば
誰でも政治団体をつくり国政政党になることが可能
まあ、ハードルはかなり高いですけど(笑)

いずれにせよ、候補者の当落についてもそうですが
もう一つの政党要件である得票率2%についても
一部政党については意識してみてもいいかも

という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!

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