おはようございます
新しい1週間の始まりの月曜日の朝です
昨日は一日中事務所で引き篭もりで作業
茨城県の感染者数も増えていていることもあって
益々引きこもり体質に拍車がかかっています
で、昨日は日曜日だったので
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第28回
北条時政と比企能員との主導権争いによって
義時の当初の思惑から大きく逸脱して
結果訴訟取次の宿老は13人まで増加
それを快く思わない頼家は独自の行動
宿老たちは評議を行うも意見がまとまらず
それぞれの思惑の中で鎌倉を揺るがす動きが。。。
ドラマのあらすじに関してはこちらへ
→鎌倉殿の13人公式サイト
やっと今回のドラマのタイトルの13人が成立
ドラマの展開では北条と比企の勢力争いの末に
13人に膨れ上がって出来た十三人の合議制
頼家はそれを自らを棚上げする行為と考えて
御家人と対立するという展開になっていますが
実際のところはどうだったのかというと
この辺の流れについてもいくつか説があるようです
地位を継承した頼家が従来の慣例を無視して
次々と恣意的判断を行ったということから
御家人たちが頼家が訴訟を直接に裁断することを禁じ
有力者13人の合議とすることになったという説
頼家を立て政治を主導しようとする一部の者に対し
他の有力御家人の不満や反発といったことが
要因となっているとした背景があったとする説
このあたりの見立てだと
今回のドラマの流れと同じ方向でしょうか
その一方で、これは統治機構の整備の一環という見方
この体制には将軍の独断を防ぐ機能はあるものの
宿老13人の合議を経て最終的に頼家が判断を下す
という仕組みを整備したものであって、それ自体
取次役を13人に限るという制度的な枠を作ったもの
このあたりの時期では問注所開設と機能の拡大
訴訟機構である政所の整備、宿老の役割の明確化
といった鎌倉幕府の権力の安定に伴う統治の仕組みが
次々と整備されているのがその表れというといえます
ドラマ内では権力の座について能力を発揮できず
思い悩む姿の頼家は歴史的には無能のイメージですが
実は有能なリーダーであったという資料もあるようで
その評価は大きく分かれているようです
とはいえ今回のストーリーで梶原景時は失脚し
長老である安達盛長と三浦義澄も老い先長くなく
次第に13人の合議制も実質的には機能しなくなり
頼家自身も権力抗争に巻き込まれてゆくことに
今回のラストでは善児が義時のもとに付いたことで
益々、善児の出番が増えていくのかもしれません
後半戦ラストにむけて義時がどのように変わっていくのか
という訳で
今日も一日頑張って行きましょう!
「【考察】大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第28回】」へのコメント
コメントはありません