弘法大師だって筆を誤ることくらいある

 

おはようございます
5月も2回目の土曜日の朝です

昨日は朝一で所用を済ませてから
午前中は来客1件対応と申請書類作成
午後からは県内のクライアント先を
2件ほど訪問して打合せや諸調査など
夕方になり事務所にもどり資料整理など

さて今から1221年前の804年5月10日は
最澄と空海が遣唐使として
当時の唐の国に入った日だそうです
遣唐使とは日本が唐に派遣した使節団

この手の話題を聞くにつけ
そんな昔のことがきちんと分かるように
後世にきちんと残されていることに驚く(笑)

空海と言えばご存知の通り弘法大師と言われ
弘法大師と聞けば頭に浮かぶ有名なことわざ
弘法も筆の誤り

御説明するまでもありませんが
どんな達人でも失敗するもの
という意味で使われている言葉

失敗は誰にでもありそれは
弘法大師ほどの達人でも例外ではない

重要なことは失敗しないことでなく
そのことをただ失敗で終わらせるのか
次に生かすための教訓とするのかで
天と地ほどの差が生まれるということ

このことわざの由来となった
弘法大師が字を書き損じた話は
今昔物語」に収められています

京都の大内裏にある応天門という門
弘法は勅命によりこの門に掲げる額を
書くことになりましたが書き終えて
額を掲げてみると「応」の字に
点を打つのを忘れていたことに気づく

すでに門の高い位置に打ち付けられていて
いまさら下ろすわけにもいかない
周りの人はどうしたものかと困り果てる中
弘法大師はどうしたかというと
書き損じた文字の点の位置をめがけて
筆を投げつけて見事に点を打った

この逸話から、弘法も筆の誤りという
ことわざが生まれたと言われています

似たような言葉も多くあります

河童の川流れ
サルも木から落ちる
上手の手から水が漏る
天狗の飛び損ない
釈迦も経の読み違い
智者の一矢

何か失敗をしたとしたらそれは
自分への「教訓」としましょう
そして次に生かせるように
しっかりと分析・改善することが
成長につながっていくもの

空海は1000年以上も私達に
そのことを伝え続けていると考えると
ある意味マジ、スゲェって感じです

さて、今日はどんな失敗を次に生かそうか?

という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!

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