その程度のパワーしかない人間って?

色々と告発が出されて
内閣府の公益認定等委員会は
今年は中々忙しい年みたいですね
その話題に絡んで先日また新しい
ワイドショー的な話題になるニュース

以前には参議院議員をやられていて
関係する競技団体の副会長でもあり
大学の学長をしているという
凄いパワーのある方が記者会見

中々パンチの効いた滑舌のよいお話
思わず注目してしまう会見でした

ただ何点かそんな言っていいの?と
感じるような場面もあったんですが
その中で一番印象に残ったのが次の下り

「その程度のパワーしかない人間なんです
 パワーもない人間によるパワハラっていうのが
 一体どういうものか私には分かりません」

なかなか強烈なコメントでしたね
ここ最近ではかなり上位ランクです

長年の経験も実績もある人に対して
その程度のパワーしかない人間と
公衆の面前で言ってしまう感覚は
ちょっとわたしには理解不能でした

わたしには絶対に言えないセリフです

人には必ずどこかに秀でた面がある
それを見つけて活かすのが上に立つ者の
役割りではないだろうか?

確かにあのシチュエーションでのセリフ
おそらくパワハラ疑惑をかけられた
その方を擁護するための発言だと
忖度出来ないわけではありませんが
まるで人格そのものを上から目線で
否定してしまう言い回しは逆効果

おそらく多くの方は私と同じ感想を
抱いたのではないかと思います

パワハラもセクハラもそうですが
ハラスメントというものは
受けた者がどう感じるか?であって
与えたものの力のある無しではない

こちら側がどれだけ思いを持っても
受け手がハラスメントと思えば
それはハラスメントになってしまう
ハラスメントとはそういうものです

そのことが理解出来ない人は
理解出来ない時点で管理者としては
既に不適格なんだと思います

被害者の気持ちに配慮して初めて
事実の把握ができるものだと思うし
事実の把握があってこそ改善に繋がる

そもそもそうした意思が欠如した人が
組織のトップとして登場してしたこの問題
まだまだ引っ張るかもしれませんね

ただこういった事例からも
多くを学んでいきたいなぁとも思います

さあ、あなたはこの会見から
何を学びますか?