いつから夫婦は同じ姓を使うようになったのか?

おはようございます
またまた新しい一週間の始まりの月曜日
そして今日は11月も最後の日になりました
いや〜、早いですね

昨日は予定通り一日中事務所に引き篭もり
途中気分転換にちょっとだけ散歩したけど(笑)
夕方に一件来客対応がありましたが
話題は新型コロナの影響はかなり大きいこと

うちも、サーモグラフィーを設置して
アマビエちゃん登録、アクリル板設置と
やれることはどんどんやって行きます

さて、選択的夫婦別姓について
そもそも姓つまり氏の使用について
どのような変遷を辿って現在に至っているか
あらためて調べ直して見ました

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〈徳川時代〉
一般に農民・町民には苗字=氏の使用は不可

〈明治3年9月19日太政官布告〉
平民に氏の使用が許される

〈明治8年2月13日太政官布告〉
氏の使用が義務化される

〈明治9年3月17日太政官指令〉
妻の氏は「所生ノ氏」(=実家の氏)を
用いることとされる(夫婦別氏制)

明治31年民法(旧法)成立
夫婦は,家を同じくすることにより
同じ氏を称することとされる(夫婦同氏制)

昭和22年改正民法成立
夫婦は婚姻の際に定めるところに従い
夫又は妻の氏を称することとされる(夫婦同氏制)

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明治3年の太政官布告では平民に氏の使用が
許されましたが、義務づけられてはいません

しかし5年後の改正で氏の使用が
義務づけられましたが
これは兵籍取調べの必要のために
軍から要求されたためと言われています

翌年、明治政府は,妻の氏に関しては
実家の氏を名乗らせることとしました

つまり「夫婦別氏」を国民すべてに
適用したことになるんですが、しかし
実際には妻が夫の氏を称することが
慣習化していったといわれています

明治31年の旧民法の成立により「家」制度導入
夫婦の氏については直接規定を置くのではなく
夫婦ともに「家」の氏を称することを通じて
同氏になるという考え方を採用することに

改正民法により「家」制度は廃止されましたが
旧民法以来の夫婦同氏制の原則は維持され
男女平等の理念に沿って夫婦はその合意により
夫又は妻のいずれかの氏を称することに

というのが現在の夫婦同姓に至る経緯

夫婦同姓が制度化されたのは明治時代からで
実はそれまで日本も夫婦別姓が原則でした

ざっとですけど
選択的夫婦別姓の議論にあたり
この辺の流れを理解しておくことも
意味はあることなのかも知れません

ということでこの話題は続く

さあ、今日も一日頑張っていきましょう!